BSK流健康の4つの柱 

自然治癒力について

BSKでは、自然の姿を大切にした犬育てが健康作りの基礎となると考えています。

体が生まれ持っている「自然治癒の力」を最大限に発揮することができると、あらゆる不調に対抗する力となります。

もちろん、人と暮らしているからにはまったくの野生児とはいきません。

でもそのものらしく生きることに少しでも近付けてあげることは、私たちの少しの心がけでできることも多くあります。

まずは最低限知っておきたい「自然治癒の力」について基本的なことを学びましょう。


体は治りたがっている

動物は皆、生まれながらにして自分自身を健康に保つ力を持っています。

ケガや病気をしたら治そうなどと思わなくても、命を維持するために無意識のうちに様々な機能が働いて治っていきます。

これが『自然治癒力』です。

体は正常な状態に戻ろうとするとき、異常のある箇所の血流をどんどん増やして免疫細胞を集中させて外界からの侵入者を退治したり、それらを体外に流しだしたり、その場の細胞を修復しようとしたりします。

赤く腫れあがる、吹き出物ができる、熱がでる、下痢をする...

これらのいわゆる「病気」といわれるような症状は、実は体が治ろうとして自ら起こしている治癒反応です。

症状が出るということは免疫機能によって白血球が正常に働いている証拠でもあり、これを乗り越えることで元の状態へ治癒していきます。これが自然治癒のメカニズムです。


薬と上手に付き合おう

現存の薬は根本的に病気の元を無くすためのものは少なく、治そうとするときに起こる症状(治癒反応)を止めて、免疫反応による痛みや熱などによる不快感や体の負担を和らげるために処方されます。 

しかし体の反応を止めることで他の箇所に弊害(副作用)が起こり、またその症状を抑えるために薬を用いるようなことになる場合もあります。

「症状」の先に根本治癒があることを知り、少しのことで薬に頼りすぎることなく体力や重篤度・緊急性などを考慮して上手に付き合うという意識を持つことが大切です。


運動不足やストレスが滞りを生む

体は異物や老廃物を体外に出す働きを備えていますが、体の中の様々な流れ(血液やリンパや気)が滞ると、本来なら体から出すべきものが体内に溜まったままになってしまいます。

その結果、長引く皮膚トラブルや慢性疾患、ガンなどの原因になることもあります。

滞りの予防や解消のために、自然とのふれあいの機会を多くすることや飼い主との関係性を良好にすることなどを日ごろから意識することが大切です。


  • 十分な運動をして水分摂取を増やし筋力をつけることは、血流やリンパの流れを良くすることにもつながります

  • 免疫機能は自律神経のバランスと深い関わりがあるとされストレスケアが重要です


健康の秘訣

「BSK流健康の4つの柱」は自然治癒の力を発揮できる暮らし方の教えとして、健康に必要な要素を【よい食事・十分な運動・自然とのふれあい・家族の絆】の4つに示したものです。

どれか一つができていればよいのではなく、どれも偏りなくできていることが望ましいです。